朝0時35分に起床、シャワーを浴びて両膝と足首にテーピングして1時40分頃に出発。
途中、コンビニで朝食を調達して、高速に乗って一路、広島へ。
天気は予報通りの雨。聖湖みたいに寒くなるかなと不安でした。
吉和SAでだいたいの着替えを済ませ、戸河内で高速を降りて、温井ダムへ。
思ったより時間かからず、3時40分頃には到着。近くの駐車場に駐めることができました。
4時になるのを待って歩いて行って受付を済ませ、車で最終装備を行い、5時に車を出ました。
今回、私は完走が目的だったので、相当な荷物を持って行きました。
ランナーズのMATOIジャケットには、ドコモ携帯、iPhone、ティッシュ、モンベルの薄いジャケット、
予備充電用電池、各種サプリ、飴など。
そしてウェストにはNATHANのポーチにリプレニッシュドリンク、ジェルの水割り、各種薬、デジカメ。
後、一人で走ることが多そうだから、防水ウォークマンも持ってました。
全く速く走ろうという意欲が感じられませんね。
5時半、まだまだ暗い状態でスタート。温井ダムの上を渡り、山へ向かいます。 実際のコースはこんなかんじ です。アップダウンがスゴイです。 こんなレースに招待含めて330人も走ってるなんで驚きです。 |
ダムを渡って少し走ると、いきなりの激坂。コースを読み込ませておいたガーミン310XTは、この先も まだまだ坂が続くと教えてくれますので、迷わず早歩きします。 ここから猪山、奥滝山峡くらいまでが一番苦しかったです。 路面の落ち葉が濡れて滑るし、未舗装の道で気を遣うしで、このあたりは 何キロでリタイヤしようかと考えながら走ってました。 奥滝山ASのあたりで、後ろに車が来たときには、ついに最後尾になったかと思い、 そのまま乗せてもらおうかという気になりましたが、エイドで休んでる間に抜かされ、 どうやら取材車だということがわかりました。ほっと一息。 橋山あたりかな?「今、229位だよ〜」と声をかけていただき、まだ後ろがいることに安心。 そこからはひたすら11号を走ります。このあたりからずっと疲れてたので、 歩いたり走ったりでしたが、これじゃいかんと、インターバル走的に、 「ここからここまでは走る」作戦を使い、登りも頑張りました。 おかげでこのあたりから人が追い越せるようになりました。 深命水も美味しかったです。 |
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いくつものエイドでお世話になり、恐羅漢入り口を右折。 ここはよく冬に通るなぁと思って走りましたが、まさか除雪車がいるところまで 走らされるとは思いませんでした。ちょっとこのあたり、テンション上がってました。 そこからコース最高地点、内黒峠を目指して走ります。この途中で40キロでした。 内黒峠の長い下り、足にひびかない走り方は無いものかと、いろいろ試しているうちに、 膝をあまり使わず、腰から下をまっすぐ伸ばして、小走りにするのが一番疲れないことが わかり、それを実践してると、スピードも上げることができ、ここで相当な人を追い越すことが できました。その勢いのまま、三段峡の第一関門に到着。見事50キロを走りきりました。 ここには12時直前に到着、そのままいろいろ食べさせていただき、ついでに靴を履き替えて ルナグライドにして走り出したんですが、アディゼロボストンとの戦闘力の差が激しく、 30メートルくらい走ったところで、また荷物のところに戻り、ボストンに履き替えました。 あのままルナだと、たぶん完走できてないです。靴って大事だなと思いました。 いや、ルナが悪いわけじゃないけど、モントレイルのインナーソールとボストンの組み合わせが 良かったのでしょう。 |
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ようやく第一関門、三段峡エイドを再スタート。 でけっこうタイムロスをしてしまいましたが、休んだばかりで体が動かない状態でしたが、 このあたり、応援していただける方々がたくさんいらっしゃって、元気づけられました。 背中を押されるように、筒賀方面へ行き、龍頭峡へ。ここの往復3キロも疲れたなぁ。 このあたり60キロを越えたあたりでした。 そこを下ってからは、井仁の棚田への道。これが3キロの坂。キツイ。このあたりほぼ70キロ地点でした。 このあたりからは常に空腹なんで、エイドでは出来るだけ食べてました。 登りがキツイと言うことは下りで稼げるということで、下りをダッシュしようと して、ふと気がつくと、足の小指が痛い。下りが続いて、足が前に寄るので、 小指に負担が相当かかってるみたいでした。これは痛かった。 ここで小指をかばう走り方をしたので、その後、左足くるぶしの下を傷めたんですが、 この時には適度に飲んでた痛み止めが効いてて、あまり気になりませんでした。 降りたとこが第二関門、田之尻AS。ここで「頑張れ!あと13キロ」という励ましをいただきましたが、 考えてみると、ハーフマラソンだと半分も行ってない距離なんですよね。 それでも元気がでてしまうところが、ウルトラのオソロシイとこです。 |
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そこからまた、朦朧としながら、前を走る人を走り歩き戦法で少しずつ抜き去り、 なんとか加計バイパスエイドへ到着。お腹空いてたので、そうめんが旨かった! 加計町のエイドでは、鯛焼きをいただき、残り8キロに向けてダッシュ。 角を曲がったところでスイカもいただき、さらにアクエリアス凍らせたものも いただき、クールダウンさせながら走ることができました。 そこから先も、ちょっとずつ追い抜き、あと3キロと言われて、ここから ダッシュしては歩くという戦法に変更。いや、単にずっと走れないだけですけど。 ・・・で、ようやく見えたのが、温井ダムです。見上げると大きかったなぁ。 481段の階段は、手すりを使って意外と楽に登れましたが、数が数なんで、 それなりにぐったり。登ったところにひとり選手を発見したので、そこで また抜き去り、残りの1キロを全力で・・・走ろうと思いましたが、ゴールが 坂の上なんで一旦歩きを入れ、細い道に入ったところからラストスパートして 無事にゴール。タイムは12時間25分3秒。162位でした。制限時間13時間なんでなんとか間に合いました。 |
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それにしてもホントにしわいレースでした。
ゴール後の温井スプリングスには、ロボット歩きな方々であふれてました。
そりゃ歩けないですよねえ・・・
しかし、ほんとに楽しいレースでした。
最後、もう歩きたくなるところでの応援の暖かさ。走らずにいれませんでした。
おかげでなんとか制限時間に間に合ったと思います。
沿道の皆さん、ほんとにありがとうございました。
長いレースにおつきあいいただき、ホントに感謝です。
あと、選手の方々で残念なことが。
道のあちこちや、草の上にスポンジが投げ捨てられてました。
数は多くなかったので、数名だと思いますが、走らせてもらってる
立場として、コースを大切にするという思いは大事じゃないでしょうか。
同じ選手として恥ずかしかったです。
気力体力が無くて、拾ってあるくことができなかったのが、残念でした。
さて、この印象に残る大会ですが、来年出るかと言われると、自分の体力と
他のレースの兼ね合いをみないと、なんとも言えないですね。
楽しかったから出たい気はもちろんあるけど、なにぶん体への影響が大きすぎる・・・
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