第2回安芸太田しわいマラソン2011

今日は広島県安芸太田町にて、しわいマラソンが開催されるというので、参加してきました。
朝0時35分に起床、シャワーを浴びて両膝と足首にテーピングして1時40分頃に出発。
途中、コンビニで朝食を調達して、高速に乗って一路、広島へ。
天気は予報通りの雨。聖湖みたいに寒くなるかなと不安でした。
吉和SAでだいたいの着替えを済ませ、戸河内で高速を降りて、温井ダムへ。
思ったより時間かからず、3時40分頃には到着。近くの駐車場に駐めることができました。
4時になるのを待って歩いて行って受付を済ませ、車で最終装備を行い、5時に車を出ました。

今回、私は完走が目的だったので、相当な荷物を持って行きました。
ランナーズのMATOIジャケットには、ドコモ携帯、iPhone、ティッシュ、モンベルの薄いジャケット、
予備充電用電池、各種サプリ、飴など。
そしてウェストにはNATHANのポーチにリプレニッシュドリンク、ジェルの水割り、各種薬、デジカメ。
後、一人で走ることが多そうだから、防水ウォークマンも持ってました。
全く速く走ろうという意欲が感じられませんね。

5時半、まだまだ暗い状態でスタート。温井ダムの上を渡り、山へ向かいます。
実際のコースはこんなかんじLink です。アップダウンがスゴイです。
こんなレースに招待含めて330人も走ってるなんで驚きです。
 

真っ暗な中スタート

真っ暗な中スタート


 
ダムを渡って少し走ると、いきなりの激坂。コースを読み込ませておいたガーミン310XTは、この先も
まだまだ坂が続くと教えてくれますので、迷わず早歩きします。
ここから猪山、奥滝山峡くらいまでが一番苦しかったです。
路面の落ち葉が濡れて滑るし、未舗装の道で気を遣うしで、このあたりは
何キロでリタイヤしようかと考えながら走ってました。
奥滝山ASのあたりで、後ろに車が来たときには、ついに最後尾になったかと思い、
そのまま乗せてもらおうかという気になりましたが、エイドで休んでる間に抜かされ、
どうやら取材車だということがわかりました。ほっと一息。
橋山あたりかな?「今、229位だよ〜」と声をかけていただき、まだ後ろがいることに安心。
そこからはひたすら11号を走ります。このあたりからずっと疲れてたので、
歩いたり走ったりでしたが、これじゃいかんと、インターバル走的に、
「ここからここまでは走る」作戦を使い、登りも頑張りました。
おかげでこのあたりから人が追い越せるようになりました。
深命水も美味しかったです。
 

奥滝山峡入り口

奥滝山峡入り口

こんな風景を延々と・・・

こんな風景を延々と・・・

ようやくエイド。バテバテ

ようやくエイド。バテバテ

 
いくつものエイドでお世話になり、恐羅漢入り口を右折。
ここはよく冬に通るなぁと思って走りましたが、まさか除雪車がいるところまで
走らされるとは思いませんでした。ちょっとこのあたり、テンション上がってました。
そこからコース最高地点、内黒峠を目指して走ります。この途中で40キロでした。

内黒峠の長い下り、足にひびかない走り方は無いものかと、いろいろ試しているうちに、
膝をあまり使わず、腰から下をまっすぐ伸ばして、小走りにするのが一番疲れないことが
わかり、それを実践してると、スピードも上げることができ、ここで相当な人を追い越すことが
できました。その勢いのまま、三段峡の第一関門に到着。見事50キロを走りきりました。

ここには12時直前に到着、そのままいろいろ食べさせていただき、ついでに靴を履き替えて
ルナグライドにして走り出したんですが、アディゼロボストンとの戦闘力の差が激しく、
30メートルくらい走ったところで、また荷物のところに戻り、ボストンに履き替えました。
あのままルナだと、たぶん完走できてないです。靴って大事だなと思いました。
いや、ルナが悪いわけじゃないけど、モントレイルのインナーソールとボストンの組み合わせが
良かったのでしょう。
 

スキー場入り口!

スキー場入り口!

内黒峠へ

内黒峠へ。後ろの○はバーチャルパートナーです。キロ8分に設定して、追いつかれたら時間内にゴールできないとわかるようにしてます。

やっと40キロ!

やっと40キロ!

 
ようやく第一関門、三段峡エイドを再スタート。
でけっこうタイムロスをしてしまいましたが、休んだばかりで体が動かない状態でしたが、
このあたり、応援していただける方々がたくさんいらっしゃって、元気づけられました。
背中を押されるように、筒賀方面へ行き、龍頭峡へ。ここの往復3キロも疲れたなぁ。
このあたり60キロを越えたあたりでした。

そこを下ってからは、井仁の棚田への道。これが3キロの坂。キツイ。このあたりほぼ70キロ地点でした。
このあたりからは常に空腹なんで、エイドでは出来るだけ食べてました。
登りがキツイと言うことは下りで稼げるということで、下りをダッシュしようと
して、ふと気がつくと、足の小指が痛い。下りが続いて、足が前に寄るので、
小指に負担が相当かかってるみたいでした。これは痛かった。
ここで小指をかばう走り方をしたので、その後、左足くるぶしの下を傷めたんですが、
この時には適度に飲んでた痛み止めが効いてて、あまり気になりませんでした。

降りたとこが第二関門、田之尻AS。ここで「頑張れ!あと13キロ」という励ましをいただきましたが、
考えてみると、ハーフマラソンだと半分も行ってない距離なんですよね。
それでも元気がでてしまうところが、ウルトラのオソロシイとこです。
 

50キロ看板は役場手前

50キロ看板は役場手前

龍頭峡手前が60キロ

龍頭峡手前が60キロ

井仁の棚田

井仁の棚田

やっと70キロ!

やっと70キロ!

 
そこからまた、朦朧としながら、前を走る人を走り歩き戦法で少しずつ抜き去り、
なんとか加計バイパスエイドへ到着。お腹空いてたので、そうめんが旨かった!
加計町のエイドでは、鯛焼きをいただき、残り8キロに向けてダッシュ。
角を曲がったところでスイカもいただき、さらにアクエリアス凍らせたものも
いただき、クールダウンさせながら走ることができました。

そこから先も、ちょっとずつ追い抜き、あと3キロと言われて、ここから
ダッシュしては歩くという戦法に変更。いや、単にずっと走れないだけですけど。
・・・で、ようやく見えたのが、温井ダムです。見上げると大きかったなぁ。
481段の階段は、手すりを使って意外と楽に登れましたが、数が数なんで、
それなりにぐったり。登ったところにひとり選手を発見したので、そこで
また抜き去り、残りの1キロを全力で・・・走ろうと思いましたが、ゴールが
坂の上なんで一旦歩きを入れ、細い道に入ったところからラストスパートして
無事にゴール。タイムは12時間25分3秒。162位でした。制限時間13時間なんでなんとか間に合いました。
 

加計町はもうすぐ!80キロ!

加計町はもうすぐ!80キロ!

温井ダムが見えた!

温井ダムが見えた!

これが481段の階段!

これが481段の階段!

最後までしわい!

最後までしわい!


それにしてもホントにしわいレースでした。
ゴール後の温井スプリングスには、ロボット歩きな方々であふれてました。
そりゃ歩けないですよねえ・・・

しかし、ほんとに楽しいレースでした。
最後、もう歩きたくなるところでの応援の暖かさ。走らずにいれませんでした。
おかげでなんとか制限時間に間に合ったと思います。
沿道の皆さん、ほんとにありがとうございました。
長いレースにおつきあいいただき、ホントに感謝です。

あと、選手の方々で残念なことが。
道のあちこちや、草の上にスポンジが投げ捨てられてました。
数は多くなかったので、数名だと思いますが、走らせてもらってる
立場として、コースを大切にするという思いは大事じゃないでしょうか。
同じ選手として恥ずかしかったです。
気力体力が無くて、拾ってあるくことができなかったのが、残念でした。

さて、この印象に残る大会ですが、来年出るかと言われると、自分の体力と
他のレースの兼ね合いをみないと、なんとも言えないですね。
楽しかったから出たい気はもちろんあるけど、なにぶん体への影響が大きすぎる・・・

― posted by mitch3000 at 11:39 pm pingTrackBack [0]

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