先日から、石田梅岩の都鄙問答を読んでるんですが、
その中に、論語や孔子の言葉が多数出てきて、正しい考え方というのは、
月日が経っても変わらないんだなあと感心しておりました。
論語が読みたいなと思っていたところに、ちょうど
論語などを題材にした、孔子の切り絵展が開催されました。
ちょっと見てみたけど、とてもスバラシイ。
言葉の一つ一つにうなずける部分があるんですが、
これを見て、自分に当てはめて、反省してほしいなと思うような
人の顔も若干浮かんだりして。
http://www.asahi-net.or.jp/~pd9t-ktym/rongo.html
ここを参考にして調べてみたけど、
もっと違う文章だったような気がするな。もう一度見てくるかな。
子曰、我三人行、必得我師焉、擇其善者而從之、其不善者改之、
子の曰わく、我れ三人行なえば必ず我が師を得(う)。其の善き者を択びてこれに従う。其の善からざる者にしてこれを改む。
先生が言われた、「私は三人で行動したら、きっとそこに自分の師を見つける。善い人を選んでそれを見習い、善くない人にはその善くないことを[我が身について]直すからだ。」
子曰、君子泰而不驕、小人驕而不泰、
子の曰わく、君子は泰(ゆたか)にして驕らず、小人は驕りて泰ならず。
先生が言われた、「君子は落ち着いていて威張らないが、小人は威張って落ち着きがない。」
哀公問曰、何爲則民服、孔子對曰、擧直錯諸枉、則民服、擧枉錯諸直、則民不服、
哀公問うて曰わく、何を為さば則ち民服せん。孔子対(こた)えて曰わく、直きを挙げて諸(こ)れを枉(まが)れるに錯(お)けば則ち民服す。枉れるを挙げて諸れを直きに錯けば則ち民服ぜず。
哀公が「どうしたら人民が服従するだろうか。」とおたずねになったので、孔子は答えられた、「正しい人々をひきたてて邪悪な人々の上に位いづけたなら、人民は服従しますが、邪悪な人々をひきたてて正しい人々の上に位づけたなら、人民は服従いたしません。」
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